カリミアンが初代クルーザー王者「信じられない」

2回、カリミアン(右)はバクーリに強烈なパンチを見舞う(撮影・足立雅史)

<格闘技:K-1 WGP 2018>◇24日◇さいたまスーパーアリーナ◇日刊スポーツ新聞社後援

初代クルーザー級王座決定トーナメントは、シナ・カリミアン(30=イラン)が優勝した。

カリミアンは決勝で、ブバッカ・エル・バクーリ(24=モロッコ)に2-0で判定勝ちした。1回は防戦に回ったカリミアンだったが、2回終盤にバックブローでダウンを奪い、形勢を逆転した。そして、3回は左右のローキックとパンチなどでバクーリの反撃を封じた。

優勝したカリミアンは「私の国でK-1のベルトは本当に信じられないくらいの夢。自分の人生で絶対に忘れられない」とリング上で興奮しながら話した。

カリミアンは1回戦で延長の末、日本OD・KEN(27)にKO勝ちして流れをつかんだ。日本勢はK-Jee(27)と杉本仁(27)が準決勝に進んだが、K-Jeeがカリミアンに0-3で判定負け、杉本がバクーリに2回KO負けした。