WBSS関係者「パンチは爆弾」怪物井上に驚き

1回KO勝ちでパヤノを倒した井上はベルトを掲げる(撮影・鈴木みどり)

<ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS):バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇横浜アリーナ◇1回戦

WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)が、元世界王者のフアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に1回1分10秒、強烈な右ストレートを浴びせ、KO勝ちを収めた。井上は7戦連続KO、世界戦通算KO11試合という、2つの日本新記録を樹立した。

衝撃的な勝利に、WBSSプロモーターの1人となるドイツ人のサワーランド氏は「井上はニックネーム通りのモンスターだ。彼のパンチは爆弾で、着弾して大きな波が起きた。素晴らしいパフォーマンスだった。元王者のパヤノはこれまでで最大の試練になると思っていたが、素晴らしい試合だった」とその強さに驚きを隠せない様子で語った。