小国以載「楽しみない」軽口健在も再起へ緊張隠さず

計量をクリアした小国以載(左)とアレガ・ユニアン

ボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(30=角海老宝石)が、12月1日に東京・後楽園ホールでの8回戦で再起戦に臨む。30日に都内で前日計量があり、小国はリミットの55・3キロ、対戦するアレガ・ユニアン(30=インドネシア)は54・4キロでクリアした。

小国は昨年9月に岩佐亮佑(28=セレス)に6回TKO負けで、初防衛に失敗して以来の試合となる。「減量は楽勝。バンタム級でも、スーパーフライ級でもいける」。いつもの軽口のあとは、後楽園ホールでの試合は2年半ぶりもあって「プレッシャーはないけど、めちゃ緊張している。楽しみはない」と慎重な口ぶりだった。

2度目の引退撤回は、右手首のケガが完治したから。6年前に練習で痛めて以来、注射を打ちながら、だましだましの練習と試合だった。今回は1カ月で約80回のスパーリングをこなした。「痛みは全くない。まったく気にならないで打てた」。逆に「力が入っちゃって。めちゃバテた」。封印していた右を打ちすぎ、バランスや防御面で新たな課題が出てきた。

右のテストマッチとの位置付け。「長いラウンドをやりたい。シーンとした試合で、判定勝ちでいい」。控えめな抱負を口にしながらも「試合後のインタビューでなんて言おうか考えている」。関西ひょうきん者のカラーは忘れていなかった。