現役続行の村田、名曲聴き「チャンピオン早かった」

現役続行の会見を開き笑顔を見せる村田(右)。左は浜田代表(撮影・滝沢徹郎)

ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が現役続行を表明した。4日、都内の所属ジムで会見し、現役を続ける意向を明らかにした。

10月20日、米ネバダ州ラスベガスで同級1位だったロブ・ブラント(米国)との2度目の防衛戦で判定負けした直後は「数字の意味は分からないですけど、98%はほぼほぼやめようと思っていた」としながらも「2%は『まだやりたいんじゃないの』という気持ちがあった。自分は自分の中で永遠にウソはつけない。自分がしっかり満足できるようにしたい」と口にした。

王座陥落後には「負けた王者が聴くと気持ちが分かる」(村田)とされる、ボクサーをテーマに歌詞がつづられたアリスの名曲チャンピオンを聴いたが「そんなに分からなかったです。まだボクにはチャンピオンが早かったみたいです」と苦笑していた。