奥本貴之ドローで不本意な初防衛「全然あきません」

判定1-1のドローで初防衛となった日本スーパーフライ級王者奥本貴之(左)。右は挑戦者の橋詰将義(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:日本スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇9日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

王者奥本貴之(27=グリーンツダ)が1-1判定ドローで、不本意な初防衛を果たした。戦績は21勝(10KO)8敗3分け。

17戦16勝1分けの挑戦者橋詰将義(25=井岡)とのサウスポー対決で、奥本は回転の速いコンビネーションなど手数で上回ったが、腰の入ったパンチをもらい、鼻血を出す場面もあった。「0点。全然あきません。トータルで全部ダメ」。初防衛戦の重圧があった。「リングに上がる前は全然感じなかったけど、上がってみると違った。相手の姿勢が違うし」と受けに回ってしまったことを反省。「次はもっと強くなります」と再出発を誓った。