京口紘人2階級制覇へマイ体重計忘れドタバタ出発

成田空港から世界戦の地マカオへと出発する京口紘人は、クリスマスツリーの前でファイティングポーズ

相棒を家に忘れちゃった…。ボクシング前IBFミニマム級王者で世界ライトフライ級1位の京口紘人(25=ワタナベ)が24日、31日にマカオで控える世界ライト同級スーパー王者ヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)への挑戦に向け、成田空港から出発した。愛用の体重計を家に置き忘れたことに気付いたが、何とか調達。バタバタ出発で気持ちを引き締め直した。

「ちょっと心細いです」。朝7時の成田空港で京口が不安そうな表情を浮かべた。朝9時のフライトに合わせ4時起きしたのが影響したからか、大阪から上京して以来2年8カ月愛用している体重計を、家に置き忘れてしまった。

ミニマム級の時は日に8度、階級を上げた今は多い時で6度も計量するほど繊細に体重管理をする京口にとって体重計は必需品。急きょ、すぐ後にマカオに着く関係者に持ってきてもらうよう手配した。「今日の夜には届くはずです。ホテルの自分の部屋で、ちょこまか量りたいんで」と胸をなでおろした。

ミニマム級のベルトを返上し、1つ階級をあげるという異例の行為をとったのは、約8キロもあった減量が苦しかったため。今は「食べながら落とせてきている」とストレスから解放された上、パンチ力もアップ。出発前日のスパーリングでも軽やかでキレのある動きで国内調整を締めた。「今までの調整の中で一番いい。あとは当日コンディションさえしっかりできれば、結果はついてくる」と自信を携えてマカオに乗り込む。

試合1週間前のこの日で2・7キロオーバーと減量は順調。レトルトパックの白米やわかめスープなどを持参し、食事も楽しみながら現地で最終調整する。クリスマスらしいイベントも、プレゼントもないが「大みそかに勝って、ベルトをプレゼントする。応援してもらっている人に恩返ししたい」。2階級制覇を実現し、最高の年越しを迎える。【高場泉穂】