中邑真輔、王座陥落も日本人最長の163日間の保持

挑戦者ルセフ(左)にグラウンド技を展開するUS王者中邑(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:スマックダウン大会>◇25日(18日収録)◇米カリフォルニア州フレズノ・セーブマートセンター

「ナカメリカ」を名乗るUS王者中邑真輔(38)が163日で王座から陥落した。挑戦者ルセフのマチカキックを浴び、今年最後のテレビマッチで王座から陥落。ナカメリカ王国が18年最後に終焉(しゅうえん)を迎えた。

7月15日の同王座奪取からUS王座保持期間は163日をマーク。WWE前身団体でのUS王者となった佐々木健介の44日、TAJIRIの13日を大きく更新する同王座の日本人最長記録となった。

「ルセフがクリスマスプレゼントを欲しがっていたが、ヤツがもらうのはニー・トゥ・フェイスだ」と必殺技のキンシャサ葬を予告した中邑は、ヒザ攻撃や三角絞めで攻め込んだ。スープレックスやショルダータックルなど相手のパワーファイトを受けながらも、予告通り、コーナーのセカンドロープからキンシャサを狙ったが、カウンタースーパーキックで応戦された。短距離式キンシャサを成功させたが、3カウントを奪えず。キンシャサにこだわり続けると、ルセフのカウンターを浴びた。クローズライン(ラリアット)からのマチカキックを食らって3カウントを許した。

18年の中邑は1月、30選手出場の男子ロイヤルランブル戦で日本人初優勝。WWE最大の祭典での王座挑戦権をゲットした。4月のレッスルマニア34大会ではWWEヘビー級王者AJスタイルズに挑戦。惜敗直後に金的攻撃してヒール転向し驚かせた。同34大会を含め、PPV大会ではAJスタイルズと計4回の王座戦に臨んだ。4月27日のサウジアラビア大会で両者カウントアウト、5月6日のPPV大会バックラッシュでは両者KOで決着がつかず。最後は6月17日のPPV大会でラストマン・スタンディング・マッチで挑み、場外KOで敗れた。夏場以降はUS王者として防衛戦を重ねるなど王座戦に駆け抜けた1年となった。

現在、WWEヘビー級王座を保持するのは米国修行時代に一緒に汗を流したダニエル・ブライアンだ。来年1月のロイヤルランブル戦で連覇を成し遂げれば、ブライアンへの挑戦権を得られる。WWE挑戦、US王者として18年を終えた中邑が、ブライアンに照準を合わせた時、また刺激的な19年が待っているだろう。