高級時計でニンジン作戦!! ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25)が、30日に世界初挑戦(東京・大田区総合体育館)を控える弟拓真(23=ともに大橋)に王座獲得祝いの海外製高級時計をプレゼントすることを明かした。26日、都内のホテルで開かれた報知プロスポーツ大賞の表彰式に出席。ボクシング部門での大賞に選ばれた井上は、同日に23歳の誕生日を迎えた弟に向け「試合に勝ったら時計を。1人では出せない金額なので(大橋秀行)会長と父(真吾トレーナー)と3人で出し合って」と口にした。
まず同会長から王座奪取した場合に時計をプレゼントするプランが浮上し、井上が父と3人で一緒に贈る展開になったという。弟からリクエストをもらった時計は数百万円で「自分がつけたこともないぐらい高額なんですよ」と目を丸くした。25日のクリスマス、26日の誕生日、そして王座奪取を合わせたトリプル祝いと言い「弟のモチベーションの1つになってくれればいいですね」と期待を寄せた。また大賞の副賞として贈られたガソリン1年分は父にプレゼントするという親孝行ぶりも見せた。
26日にジムワークを打ち上げた弟は減量も順調に進み、リミットまで残り1キロを切った。父とともにトレーナー役として見守ってきた井上は「すごく調整も、減量も順調ですね。同じ階級のバンタム級での王座でもあるので、自分の試合よりも緊張します」。気を引き締めながら、弟と兄弟王者になる瞬間を待ち望んでいた。【藤中栄二】