ボクシングのWBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(23=大橋)が29日、今春以降に予定される王座統一戦を見据え、本格的な実戦練習を再開した。
19日に米国で開催された正規王座決定戦を制した王者ノルダイン・ウバリ(32=フランス)を想定し、同じサウスポーで同門の中嶋一輝と4回のスパーリングを消化した。接近戦からの連打、伸びる左フックとサウスポーを意識しながら実戦トレに臨んだ。
昨年12月30日に暫定王座奪取から1カ月が経過した井上拓は「いつもの日常が戻ってきました。やりたいことはできていますね」と手応え。タサーナ・サラパット(25=タイ)との暫定王座決定戦では16年に手術を受けていた右拳を痛めていたが、大事には至らずにフルパワーでサンドバッグも打っていた。
父真吾トレーナー(47)は「(ウバリは)前回の相手と同じサウスポーでもレベルが高いのは間違いない。拓真の全体的なレベルアップが必要」と気持ちを引き締めていた。