UFCポワリエ暫定王座「オレのもの」統一戦視野

<UFC236大会>◇13日(日本時間14日)◇米ジョージア州アトランタ・ステート・ファーム・アリーナ

メインイベントで組まれたライト級暫定王座決定戦は同級3位ダスティン・ポワリエ(30)が、2階級同時制覇を狙った現フェザー級王者マックス・ホロウェイ(27=ともに米国)を判定で下し、暫定王者となった。

打撃センスの高いポワリエが左ストレート、連打を浴びせて中盤まで優位に立った。3回以降はホロウェイの意地の反撃にも見舞われ、ケージ際に追い込まれるシーンもあったが、3-0の判定で暫定王座を手に入れた。初めてUFCベルトを巻いたポワリエは「最後まで戦えたのは相手がホロウェイだったから」と敬意を表した上で「このベルトはオレのもの。絶対に守ってみせる」と正規王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(30=ロシア)との王座統一戦を見据えた。

またセミファイナルのミドル級暫定王座決定戦は同級5位イズラエル・アデサニヤ(29=ナイジェリア)が同級4位ケルヴィン・ガステラム(27=米国)に判定勝利し、暫定王座を獲得。フルラウンドで激しい打撃の応酬の末、最終5回には7連打からの左フックでダウンを奪取するなど3-0の判定勝ちを収めた。アデサニヤは「人生を懸けようと思った」と安堵(あんど)の笑みを浮かべていた。