ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が早期の現地入りで大舞台に備える。
5月18日、英グラスゴーで開催されるIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝に向け、10日前の5月8日に渡英することが27日までに決まった。17年の米初上陸時は7日前に渡米しており、井上にとっては異例の早さ。井上の父真吾トレーナーは「早めに入ってじっくりやりたい」と意図を明かした。
WBSS準決勝が3週間後に迫り、この日、横浜市の所属ジムで5回のスパーリングを消化。アマ戦績100試合を超えるフェザー級の竹嶋宏心(23=松田)と拳を交え、終盤には強烈な左ボディーで追い詰めた。準決勝の反対ブロックではWBO王者テテ(南アフリカ)が右肩負傷で欠場。27日(日本時間28日)の米ラファイエットで開催されるカードはWBA世界同級スーパー王者ドネア(フィリピン)-同級5位ヤング(米国)の顔合わせに変更された。井上は「テテのことは気にしていない。目の前の試合に集中しています」とした上で「ドネアが勝つのでは」と戦前予想していた。【藤中栄二】