井上尚弥、準決に「リング誌」認定ベルトかけられた

公開練習でファイティングポーズを披露する井上尚(撮影・小沢裕)

ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が18日に英グラスゴーで臨むIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝に米国で最も権威ある専門誌「ザ・リング」認定ベルトがかけられることが決まった。3日(日本時間4日)、WBSS公式サイトが伝えた。

「ザ・リング」は1922年の創刊以降、独自に各階級の最強王者を選出。同誌のバンタム級には井上が1位、ロドリゲスは3位にランクされている。タグ・フィッチャー編集長は「井上とロドリゲスは我々のランキングで地位を確立した」などのコメントを出し、ベルトをかける経緯を説明した。井上は今年のザ・リング2月号で日本人ボクサーとして初めて単独表紙を飾っていた。

リング認定ベルトは赤、青、白の3色で構成されたクラシカルなモチーフ。バンタム級では、過去には16年9月の山中慎介-アンセルモ・モレノ戦でかけられ、山中が獲得している。過去には白井義男氏、ファイティング原田氏らも手にした伝統のベルト。また最近ではWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)がリング認定ベルトを贈呈されている。