京口紘人「似てる」初防衛戦へクボタケと共闘宣言!

京口紘人(左)と久保建英

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(25=ワタナベ)が12日、都内の所属ジムで同級12位タナワット・ナコーン(26=タイ)との初防衛戦(19日、幕張メッセ)に向けた練習を公開した。

そっくりネタに、あえてのっかった。京口は9日に自身のツイッターで、クボタケことFC東京FW久保建英(18)と自分の顔を並べ「似てると言われます」と報告。この日も「こういう上目遣いの角度だと似ているんです」と顎を引いて、久保に寄せた。9日にA代表デビューしたサッカー界の新星を「18歳で出るのはなかなかできないこと」とたたえ、「売名、と言われるかもしれないけど久保くんの活躍に刺激を受けている。逆に僕の活躍で刺激になってくれたらいい」と、似た者同士の共闘を望んだ。

この日はナコーンにあわせ、サウスポーで元東洋太平洋フライ級王者中山佳祐(ワタナベ)との2回のスパーリングを披露。開始早々、強烈な右ストレートを打ち込み、2ラウンド目では、しゃがんだ体勢から再び右ストレートをさく裂。報道陣もざわつくほどのパワーをみせつけた。京口は「いいスパーリングができた。今日は右が良かった」と好感触。相手の中山は「どんどん強くなっている。スーパーバンタム級レベルのパンチはあると思う」と話した。

今回は下馬評で有利と見られているだけに「勝つのは大前提」。ただ勝つだけではなく、「人をひきつける、面白いと思われるようなボクシングをみせたい」と、圧巻のパフォーマンスでクボタケ並みの注目を引きつける。