井岡に敗れたパリクテ陣営はレフェリーへ怒り転嫁

パリクテ対井岡 連打を放ちTKO勝ちした井岡(右)(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇19日◇千葉・幕張メッセ

WBO世界スーパーフライ級2位井岡一翔(30=Reason大貴)が、再挑戦で日本男子初の4階級制覇を達成した。同級1位アストン・パリクテ(28=フィリピン)との王座決定戦。長身で強打の強敵を相手に技術を生かして10回1分46秒でTKO勝ちした。

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パリクテ陣営が怒りをぶちまけた。10回に連打を浴びて審判が試合を止めたが、「ダウンしていないのに簡単に止められて嫌な気持ちになった。(井岡のパンチは)そうでもない。レフェリーにダメージを与えられた」と顔を紅潮させた。隣にいたマネジャーも「あと2ラウンドあったので違ったと思う。またここで、今度はレフェリーを替えてやりたい」と怒りは収まらなかった。