亀田興毅氏、那須川戦へ「パンツ脱がな」と全裸計量

計量オーバーで下着を脱ぎ再計量に臨む亀田(撮影・滝沢徹郎)

キックボクシングRISEフェザー級王者那須川天心(20)とボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(32)が21日、22日にAbema TVで放送するスペシャルボクシングマッチに向けた前日計量と会見を行った。契約体重は両者の合意の上58・5キロに定められた。亀田氏が那須川にKO勝利して初めて1000万円が得られるアベマ特別ボクシングルールで行われ、ラウンド数などの詳細は当日の番組内で発表される。

先に計量に臨んだ亀田氏は58・6キロで100グラムオーバー。「パンツ脱がなあかんやん」とはいていたブリーフを脱ぎ、全裸に。関係者が上着で隠し、58・45キロでクリアした。2度目の計量後、上着が外れそうになるハプニングがあったが、「“亀吉”は隠しておかないといけない」とあわてて押さえ、ポロリは免れた。那須川は58・45キロで一発クリアした。

会見ではそれぞれ22日の試合に向けて抱負を語った。亀田氏は「明日で亀田興毅劇場は、完全に終わり。プロとして、エンターテイナーとして、天心くんにいろいろと肌で感じてもらえれば。お客さんをどれだけ楽しませるか。興味をひかせるか。格闘技の世界に生きている中で僕たちは商品。強かったらいいだけじゃない。本当のプロがどういうもんなのか、明日1日、1秒たりとも見逃さず、一瞬一瞬を圧倒的なカリスマ性でみなさんを楽しませようと思います」と堂々と宣言した。

一方の那須川は「僕も格闘技を背負っていく以上、ここでつまずいてはいられない。自分の今後がどういう風になるのか、明日わかる。決着をつけて、那須川天心強いな、という印象で終わらせたい」と力強く語った。