規格外対決はランスに軍配 156キロのファレ破る

ランス・アーチャー対バッドラック・ファレ ファレ(左)を持ち上げてたたきつけるアーチャー(撮影・大野祥一)

<新日本プロレス:G1クライマックス>◇14日◇第3日◇東京・大田区総合体育館

G1クライマックスAブロック公式戦(30分1本)でのスーパーヘビー級の度迫力対決は、身長203センチ、体重120キロの「ジ・アメリカンサイコ」ランス・アーチャー(42)が制した。

身長193センチ、156キロのバッドラック・ファレ(37)と激突。出だしからアーチャーがスピアーを仕掛けて場外戦になると観客席で大暴れ。リングに戻るとファレの踏みつけで痛めつけられた。するとカウンター気味の前蹴りなどで応戦。ショルダータックルからのチョークスラムでマットにたたきつけた。最後はとどめのEBDクローでそのまま押さえつけ、10分12秒、フォール勝ち。大型選手同士のぶつかり合いに何度も会場がどよめいた。

アーチャーは「日本、英国、オーストラリア、米国やインターネットで見ているヤツら。見ているヤツらに言いたい。オレがG1では勝てないと言っていたヤツら、オレに泣いてすがりついて、謝れ。全員がしかばねになれ」と自信満々だった。