東京五輪目指す田中恒成兄は辛口評「もう少し早く」

WBO世界フライ級タイトルマッチ後、取材を受ける田中恒成の兄・田中亮明(撮影・森本幸一)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇愛知・武田テバオーシャンアリーナ

世界最速3階級覇者のWBO世界フライ級王者田中恒成(24=畑中)が2度目の防衛に成功した。 同級1位ジョナサン・ゴンサレスにポイントでリードされる中、7回に3度のダウンを奪って2分49秒、逆転TKO勝ちを決めた。

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アマチュアボクシングで東京オリンピック(五輪)を目指す田中の兄亮明(中京学院大中京高教諭)は辛口エールだった。

「3回にダウンをとって次の回に決めにいけば早く終わった。もう少し早く倒してほしかった」。田中の父でトレーナーの斉さんは「(7回が始まる前に)いけという指示は出した。自信を持って打ち込めば、ああいう結果になることを本人が気づいたのでは」と話した。