リナレス再起戦で判定勝ち「また世界を取りたい」

4年9カ月ぶりの日本リングで判定勝利を収めた元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス

「世界取る」4年9カ月ぶり日本リング

ボクシングの元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)が再起戦を飾った。7日、東京・後楽園ホールでフィリピン・スーパーフェザー級5位アル・トヨゴン(21)との62・1キロ契約体重10回戦に臨み、3-0で判定勝利。頭から突進してくる相手に手を焼き、バッティングで両目上をカットしたがボディー連打で主導権を握った。5回には強烈な右拳を打ち下ろしてぐらつかせた。最大11点差の大差判定勝ち。「相手はタフで頭も危なかった。勝てて良かった」とほっとした表情を浮かべた。

14年12月以来4年9カ月ぶりの日本リング。07年2月以来、12年7カ月ぶりとなる後楽園登場に「久しぶりで良かった」と満足げな笑み。昨年5月、現3団体統一王者ロマチェンコ(ウクライナ)からダウンを奪いながらも10回KO負けしWBAライト級王座から陥落。今年1月の再起戦も敗れていたため「10回まで戦えて収穫。また世界を取りたい」と意欲を示した。