岡見勇信がONE初勝利「この舞台帰ってこれ幸せ」

判定勝ちで達成感ある表情をみせた岡見勇信(左)

<総合格闘技:ONEチャンピオンシップ100大会>◇13日◇東京・両国国技館

元UFCミドル級ランカーの岡見勇信(38=EXFIGHT)がONEチャンピオンシップで初勝利を飾った。有望株のアギラン・ターニ(24=マレーシア)とのウエルター級5分3回で、2-1の判定勝ちを収めた。

「本当にこの舞台に帰ってこれて、幸せです」。今年2月にONEと契約後、5月のジャカルタ大会、8月のマニラ大会と2連敗。「ONEでの1、2戦目は考え過ぎて自分の戦いを難しくしていた。久しぶりのケージ(金網)で自分のファイトスタイルを確立することができた」と達成感いっぱいのガッツポーズをみせた。

1回には背後を取って裸絞めで攻め込み、ギブアップ寸前まで追い詰めた。「1回のチョーク(裸絞め)はかなり良い形に入っていた。8、9割ぐらいだったかなと。彼のディフェンスで決められず、1回でボクの力をすべて出し切ってしまったところもある」と2、3回と接戦になった理由を明かした。

UFCとの契約終了からタイミング良くONE参戦が決定。日本人選手でもっともUFCを長く経験してきたベテランは「厳しい戦いでしたが、ONEに責任を果たせたかなと思います。心と体を使い果たした感があり、次の試合はゆっくりと考えたい」と口にした。