中邑真輔「大型犬」レインズと初シングルなど2連戦

レインズ(手前)を裸絞めで攻め込むインターコンチネンタル王者中邑(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:スマックダウン大会>◇18日◇インディアナ州インディアナポリス・バンカーズ・ライフ・フィールドハウス

WWEインターコンチネンタル(IC)王者中邑真輔(39)が、絶大な人気を誇る「大型犬」ローマン・レインズ(34)と初シングル戦に臨むなど1日2連戦で派手にわたりあった。

IC王座を懸けて挑戦者レインズと一騎打ち。試合途中、解説席にいた中邑のスポークスマン、サミ・ゼインの介入でピンチを脱すると、レインズのスーパーマンパンチの右腕を捕獲し、そのまま腕ひしぎ逆十字固めに切り返した。しかし挑戦者に持ち上げられ、パワーボムでマットにたたきつけられてしまった。

何とかエプロンにいたゼインに気を取られたレインズに向け、中邑はキンシャサを狙ったものの、レインズのスーパーマンパンチを浴びた。とどめのスピアーまで狙われそうになると、背後からバロン“キング”コービンの襲撃で試合終了。中邑は反則負けとなったが、規定で王座移動なし。中邑がベルト防衛した形となった。

試合後、レインズの救出に駆けつけたダニエル・ブライアンに制裁された中邑はゼインの救援で反撃に成功。してやったりという表情でゼイン、コービンとともバックステージに戻ると、急きょメインイベントで、コービンを組み、レインズ、ブライアン組と対戦するタッグマッチが決まった。

IC王座に続き、ゼインの介入で中邑はピンチをしのいだものの、先に場外でコービンがレインズのスピアーを浴びて撃沈。リング内で中邑もブライアンのランニングニーを食らって3カウントを許してしまった。人気スターのレインズ、そして新日本プロレスのロサンゼルス道場で苦楽をともにした旧友ブライアンとの「刺激的」な対決は今度も続きそうだ。

なお10月31日にサウジアラビアで開催されるPPV大会クラウン・ジュエルで組まれたチーム・ホーガンVSチーム・フレアー(5対5対抗戦)にレインズ参戦が発表。WWEユニバーサル王座戦のために「チーム・ホーガン」から抜けた同王者セス・ロリンズに代わりに同チームの主将に就任する。既に「チーム・フレアー」に加入している中邑は、中東の地で再びレインズと顔を合わせることになる。