<プロボクシング:東日本新人王決勝スーパーライト級4回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール
スーパーライト級を制した本多航大(20=川崎新田)が敢闘賞となった。5連勝(3KO)の小林柾貴(20=イマオカ)と激しい打撃戦。2回に続いて3回に2度目のダウンを奪うと、レフェリーがノーカウントでストップ。3回46秒TKO勝ちした。
初回はワンツーやボディーをもらって押され気味だった。「僕はパワー、馬力でいくしかない」と打撃戦に持ち込んだ。2回に右フックで最初のダウンを奪う。小林も応戦してきたが、3回にまた右で2度目のダウンを奪って勝負を決めた。
新潟・向陽高でボクシングを始めたが、2年になると悪さをして中退した。戦績は4勝2敗止まりも「途中で辞めた悔いがあった」。そんな時に恩師だった佐藤雄高監督と再会した。
監督が金子ジムでプロ時代の先輩が新田会長だった。人間教育にも力を入れることで知られる川崎新田ジムを紹介されて入門。「ばかをやったが、今はいい子にしてます」。上京後に通信制も卒業と改心した。
仕事は倉庫で梱包(こんぽう)などのアルバイトをしている。デビュー戦黒星から4連勝で最初の関門を突破した。「監督、会長、ジム、会社の人のおかげでここまできた。これまで勝った人のためにも、全日本も負けられない」。ジムにとっては8年ぶり5人目の東日本新人王。新田会長は「越後のトラ」と呼んで期待している。