ボクシング3階級制覇王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が“自己最速”とも言えるスピードで減量を完了させた。11月7日にさいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝に備え、4日には一緒に都内で予備検診に臨んだ。ドクターチェックでは両者ともに異常はなかった。
決戦4日前となる3日に練習を打ち上げた井上尚は「体重も仕上がっている」と自信の笑みを浮かべた。大橋秀行会長(54)によると、既に体重も練習終わりでリミット(53・5キロ)に到達しており「いつでも試合できる状態ですよ」と太鼓判を押した。
予備検診での測定では、身長がドネアの170・2センチに対し、井上尚は164・5センチ、リーチはドネアの174・0センチに対し、井上尚は171・0センチと、いずれも下回った。体格差はあるものの、井上尚は「考えて戦うだけ。もうやることはやったので不安材料は1つもない。当日にやりたいことをすべてぶつけるだけ」と静かに闘志を燃やしていた。