K1卜部弘嵩、元日本代表木津の指導でラグビートレ

友人の元ラグビー日本代表・木津武士に24日のトーナメント優勝を誓う卜部弘嵩(右)(撮影・吉池彰)

K-1フェザー級の卜部弘嵩(30)が4日、元ラグビー日本代表・木津武士(31)の指導でラグビーのトレーニングを行った。

24日に横浜アリーナで開催される「K-1 WGP 2019」(日刊スポーツ新聞社後援)第3代フェザー級王座決定トーナメントに、卜部弘が出場するの前に、2人が1年前からの友人ということでこの日、木津が所属するトップリーグ日野レッドドルフィンズの「日野自動車総合グラウンド」での公開練習が実現した。

卜部弘は後方の4人の誰かが投げたボールを受ける視野を広げるための練習を皮切りに、タックルしてボールを拾ったり、ジグザグにドライブして当たる練習などで汗を流した。

「いろいろな競技の中でレベルが高く、メンタルもフィジカルも学ぶところが多い」と以前からラグビーをリスペクトしていた卜部弘。この日は「メンタル面で良い刺激をもらった」と練習を終えて、さわやかな笑顔を見せた。

そんな卜部弘について木津は「ラグビーでもやっていける俊敏さがある」と、そのポテンシャルの高さを評価。そして、球の回し方のうまさに「どこで練習してきたのかと思った」と笑った。

木津は今回のラグビーW杯日本大会で日本代表を外れ、悔しい思いをした。それでも「ベテランだからこそ、できることがあると思っている」と、24日のK-1横浜大会観戦で、「(卜部弘に)戦いきる姿を見せてもらい、4年後のW杯を目指すことにつなげたい」と話す。

これを聞いた卜部弘は「自分も気持ちと経験でやる。来年1月のトップリーグ開幕はチャンピオンとして見に行く」と24日のトーナメント優勝を、友人・木津に約束していた。