バトラー「何も言い訳できません」王者村田戦へ闘志

記念撮影で視線を合わせないWBA世界ミドル級王者村田(左)と挑戦者バトラー(撮影・中島郁夫)

23日、横浜アリーナでボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)に挑戦する同級8位スティーブン・バトラー(24=カナダ)が王座奪取への揺るぎない自信を示した。

21日に都内のホテルで村田らと同席で会見し「良い気分で今日を迎えています。私の持ちうるスキル、パワーのすべて、そして得意、不得意に関わらず、すべてみせることが、2日後に私がリングでできること。今、力強い気持ちでおりますので、何も言い訳できません。全力で試合に臨むだけです」と口調を強めた。

バトラーは村田戦決定までWBO世界同級1位にランキング。WBO王者デミトリアス・アンドラデ(米国)への指名挑戦権を持っていた実力者で、KO率8割という強打者でもある。バトラー陣営は「何より村田選手に感謝したい。この試合は村田選手がバトラーと対戦する義務がない中で、相手に選んでくれた。この階級の中で1番危険な相手ではないか。その選択こそが真の王者だと言える」と敬意を表した。その上で「最終的にはバトラーが王者になる。そして光り輝くことになると思っています。スキル、パワーのすべてをご覧いただきたい」と自信満々だった。