村田諒太「貢献」20年キーワード 次戦へ意欲も

一夜明け会見後、本紙一面を手に笑顔を見せる村田(撮影・狩俣裕三)

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が「貢献」を20年のキーワードに掲げた。23日にKO率8割を誇った同級8位のスティーブン・バトラー(24=カナダ)を5回TKOで下して初防衛に成功。一夜明けた24日、都内で会見に臨んだ。

19年もあと少し。迎える20年に向けて「一ボクサーとして、一日本人として、日本にどれだけ貢献できるのかが個人として大事なこと。パーソナリティーを上げるとか、自分自身がどうとか、もはや、あまり大切なことではなくて。全体としての、どう貢献できるかが自分の役割だと思う。そういった意味で来年、みなさんが思い描いたような試合ができるのがベスト」と口にした。

来年初めには、世界的知名度の高いWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界同級王者サウル・アルバレス(29=メキシコ)、元3団体統一王者のIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)との対戦交渉が本格的にスタートする。

契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEOは、まず東京オリンピック(五輪)前に東京ドームでマッチメークしたい意向。村田は「自分がやりたいとかではなく、みなさんがどう求めてくれるのか。そこに対してボクがどう貢献できるか。そういった試合をしたい」と何度も「貢献」のキーワードを挙げた。

前夜23日の初防衛戦では挑戦者の右拳をもらって左目周囲を腫らしたため、サングラス姿で会見に臨んだ。「サングラス姿は大変、失礼なのですが、少し目が腫れているのでご了承ください」と申し訳なさそうに理解を求めた村田は「(左目は)何の後遺症もないと思います」と軽傷だと強調。既に見据える次戦について「次に向けての修正点をしっかり直していき、いつも最善の試合を組んでいただいている。最高が大事なのではなく、最善が大事だと思いますので。次も最善の試合を組んでくださると思いますので、それをこなしたい」との決意を示した。