ボクシング4階級制覇王者井岡一翔(30=Reason大貴)が、息子と共闘でV1を宣言した。31日の東京でのトリプル世界戦調印式イベントが、25日に羽田空港内で行われた。
WBO世界スーパーフライ級王者として、同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)との対戦。8月に長男磨永翔(まなと)君が生まれ、米ラスベガス・キャンプにも同伴。トランクスにも名前を入れて戦う決意を明かした。
◇ ◇ ◇
井岡がパパとしての決意を力強く披露した。「父親となり、息子のために必ず勝ちたい。勝っている姿を見せたい。トランクスにも磨永翔の名前を入れて戦う。気も引き締まる」。王座を獲得した前回の渋谷109に続くイベントで、ファンに必勝防衛を宣言した。
6月に再挑戦で日本人初の4階級制覇を果たした。直後に元モデルの女性(31)と晴れて再婚した。8月には第1子が生まれた。夫人の名は公表していないが、長男の名は堂々と明かした。
10月19日から20日まできっちり2カ月、ラスベガスでキャンプを張った。前回は身重の夫人も同伴していたが、今回は生後間もない長男も連れて行った。夫人からは食事など身の回りの世話、息子からは癒やしと活力を与えてもらった。
3階級制覇の井上尚弥も息子の名をトランクスに入れ、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)を制している。戦う男にとって、家族は何よりの支えと励みになる。
セミファイナルのWBO世界フライ級王者田中、復帰した元4階級制覇王者ゴンサレス(ニカラグア)が対戦に名乗りを上げている。「これをクリアすれば、統一戦などの視野が広がる。その時が来れば」と答えた。
その前に、約25秒にらみあったシントロンを倒す。「五輪に2回出てプロでは負けなし。楽しみ。熱い試合で今年最後を締めくくりたい」。8度目となる大みそか決戦を待ち焦がれた。【河合香】