オカダ・カズチカ団体超えたオールスター戦を熱望

2019年度プロレス大賞MVPを受賞したオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

新日本プロレスのオカダ・カズチカ(32)が16日、都内で行われた「2019年度プロレス大賞授賞式」(東京スポーツ新聞社制定)に出席し、4年ぶり4度目のMVPと6年連続のベストバウトを授賞。式の後に取材に応じ、団体の垣根を越えた「オールスター戦」開催を熱望した。

オカダは19年4月のマディソン・スクエア・ガーデンでジェイ・ホワイトを破りIWGPヘビー級王座を奪還。新日本プロレスの顔として団体をけん引するとともに、さまざまなメディアに露出し業界に貢献したことから4年ぶりのMVPに選ばれた。今年1月5日東京ドーム大会メインのIWGPヘビー、インターコンチネンタル2冠戦で内藤哲也に敗れ、ベルトを失ったが、プロレス界発展のための野望は消えない。「ベルトがないからこそできる戦いもある」と東京オリンピック(五輪)に負けないプロレス界のビッグイベントをやるプランをぶちあげた。

「せっかくの五輪イヤー。五輪があったね、じゃさみしいじゃないですか。プロレスでもオールスター戦があったんだよ、となればいい。若い人たちのパワーでさらに(プロレスを)広めることができたら。いろんな団体の発展にもつながっていく」と、できれば夏に団体交流戦をやりたいと希望した。対戦してみたい選手として、この日敢闘賞受賞したノアの前GHCヘビー級王者清宮海斗(23)、殊勲賞授賞の全日本プロレス3冠ヘビー級王者宮原健斗(30)の名を挙げ、「若い世代同士でプロレスができたら面白いと思う」と夢を膨らませた。