メキシコの名匠の弟子が国内デビューする。ボクシングファーストレートPresents A-SIGH BOXINGの前日計量が30日に都内であり、メインに出場する坂井祥紀(29=横浜光)は66・4キロでクリアした。31日に新宿FACEでのウエルター級8回戦で、日本同級7位重田裕紀(29=ワタナベ)と対戦する。
坂井は19歳の時に、大阪にあるアマジムの会長の勧めでメキシコへ修行に行った。3週間後にはプロデビューし、9年あまりで米国を含めて23勝(13KO)11敗2分の戦績を残す。15年にはWBCユース王座も獲得した。指導を受けたのはイグナシオ・ナチョ・ベリスタイン・トレーナー(77)。十数人の世界王者を育て、すでに殿堂入りしている世界有数の名トレーナーだ。
伸び悩みもあり、環境を変え、いずれは日本での思いから、2月に帰国した。知り合いだった元世界王者小国に紹介され、1週間練習して居心地のよさから横浜光ジムを選んだ。
デビュー戦ではいきなりメインに抜てきされた。相手は17年全日本新人王で6勝(3KO)1敗1分だが「興行中で一番強い、レベルの高いところを見せたい」と自信を見せた。
本来はスーパーライト級で、いずれにしても海外の厚い壁がある。「まず日本や東洋太平洋とか王座をとって認めてもらいたい。2年ぐらいのうちに、米国に戻って、チャンスをつかみたい」。日本で鍛え直し、再び本場に打って出るつもり。まずはその実力を証明する国内デビュー戦となる