石川春樹とセコンド2人がコロナ陽性、試合を中止

日本ボクシングコミッション(JBC)は13日、新型コロナウイルス感染者が出たために試合中止を発表した。

前日本ユース・バンタム級王者石川春樹(21=RK蒲田)と40歳代のチーフセコンドの2人。感染拡大防止のガイドラインに従って、12日の前日計量時にPCR検査を受けて陽性と判定され、予定していた千葉開(横浜光)とのバンタム級8回戦を中止とした。出場選手らに感染者が出たのは、7月12日に興行を再開してから初めて。

2人とも無症状だが、医療機関で再検査を受ける。JBCは残る5試合の出場選手、レフェリーらの抗原検査を実施したが、全員が陰性だったため、興行自体の開催は承認した。

JBC安河内事務局長は「興行を再開してから初めてのケースであり、感染拡大防止については、保健所、自治体と情報の提供などを通じてできる限りの協力をしてまいります。ガイドラインに従い、試合前日のPCR検査の実施、検査後の分離措置など、コロナ対策を万全に行ってきたつもりですが、コロナ禍におけるスポーツ活動の難しさに直面いたしました。今後は、再発の防止とさらなる感染対策の強化を図り、コロナ禍においていかにしてスポーツ活動を維持していけるかを協議、実践し、最善を尽くす所存です」とコメントした。