マッスルチワワ石森太二5連勝「負ける気しない」

新日本後楽園大会 ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのリーグ戦で5勝目を挙げた石森太二(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇29日◇後楽園ホール◇ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア公式戦

IWGPジュニアヘビー級王者の石森太二(37)がBUSHI(37)に勝利し、5勝1敗として高橋ヒロムとともに首位を守った。

大一番と位置付け挑んできたBUSHIを無尽蔵のスタミナで跳ね飛ばした。「正直負ける気はしなかった」とマスクを外す前に仕掛けてきた相手に対し、全く動じず、序盤から主導権を握った。中盤以降流れを渡すシーンも見られたが、連続技をさせず、両肩を徹底的に痛めつけていたことで、終盤の反撃を抑えた。大技を何度も返し、最後はBone LockでBUSHIを捕まえ、そのまま締め上げた。「俺からベルトを取るとか、そういう意地とか執念が全然感じない」。試合後も余裕の表情を見せ会場を後にした。

ともに5勝で並ぶ高橋との頂上決戦が見えてきた。18年の同大会決勝で敗れたリベンジをと、初戦に挑んだが、相手の必殺技TIME BOMBを食らい、敗れた。悔しさをあらわにするも「まだ一戦」と切り替え、5連勝。大きなダメージもなく、順調に勝ち星を延ばしている。残り3戦。「マッスルチワワの大逆襲」はまだまだ終わらない。