<新日本:後楽園大会>◇23日◇後楽園ホール
今年のG1クライマックス覇者、飯伏幸太(38)が、SHO(31)とタッグを組み、内藤哲也(38)、BUSHI(37)組に勝利した。
飯伏は、来年1月4日の東京ドーム大会で、IWGPヘビー級とインターコンチネンタルのベルトを掛けて2冠王者内藤に挑む。
対戦が決まって1カ月。パートナーを替えながら前哨戦を繰り返すたびに、お互いに挑発し合ってきた。試合前に行われた、東京ドーム大会のカード発表会見では、一緒に登壇し「特別な存在。思いっ切り楽しみましょうよ」と余裕を見せる一幕も。この日の試合も、先にリングに登場した飯伏は、ベルトを掲げて登場する内藤から視線をそらすことなくにらみ続けた。
静寂に包まれ、緊張感が走る中、年内最後の前哨戦はスタート。2人の1対1のシーンは長時間に及んだ。「飯伏との戦いは楽しい」と話す内藤は容赦なく顔面を蹴り、飯伏も時折笑みを浮かべながら「もっと来いよ!」と要求した。最後はSHOがBUSHIをショックアローで沈め、飯伏組の勝利となったが、東京ドームでの決戦に向け、間合いや感触を確かめながら戦いを終えた。
試合後リングに上がった飯伏は「1・4、俺らの最高のプロレスをやろうぜ」と内藤にエールを送った。その後もファンに最後のあいさつをするライバルに拍手を送るなど、さわやかに会場を後にした。
コロナ禍で中止も無観客開催もあった20年最後の試合を勝利で締めた。11月に持っていた挑戦権利証を剥奪されたが、2冠王者にチャンスをもらった。1月4日、「同い年で特別な存在」の内藤と最高の試合で21年のスタートを切る。