葉月さな王座獲得ならず「キャリアの差を感じた」

宿舎に戻って世界戦を振り返った葉月(写真提供:YuKOフィットネスボクシングジム)

<ボクシング:IBF女子世界ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇30日(日本時間31日)◇コスタリカ・サンホセ

挑戦者となるIBF女子世界ミニマム級1位葉月さな(36=YuKOフィットネス)は判定負けで、王座獲得できなかった。敵地に乗り込み、王者ヨカスタ・バジェ(28=コスタリカ)に挑んだものの、3-0の判定で敗れた。

身長158センチの葉月は、王者が5センチ高い163センチという戦前データよりも小さかったとし「パワーは感じなかったが、想定していたより相手の身長が低くてやりにくかった。パンチを当てても、ディフェンスに回る判断力の早さがありキャリアの差を感じた」と振り返った。

コロナ禍の状況でコスタリカに移動し、テクニック十分の王者を撃破できなかった。葉月は「自分がもっとうまく戦えたら…悔しいです。(今後は)今は何とも言えないが私に良い話があれば」と所属ジムを通じてコメントしていた。