キックボクシング界の「神童」那須川天心(22)が、RIZINバンタム級王者堀口恭司(30)と対談し、日本格闘技界に「作戦」が不足しているとの意見で一致した。12日夜、那須川自身のユーチューブでコラボ企画「堀口恭司選手と格闘技について語る」を投稿。「こんなにしゃべることはないよね」と声をそろえながら格闘技談義に花を咲かせた。
昨年大みそかのRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)で、RIZINバンタム級王者朝倉海をカーフキック(ふくらはぎへのローキック)で左足を破壊し、リベンジ&王座奪回を果たした話題になると、那須川が口火を切った。堀口のトレーナー、マイク・ブラウン氏の名を挙げながら「すべて計算されて、作戦がある。マイク・ブラウンさんが作戦を練っているのをみんなに驚かれているけれど、遅れているんですよ。ボクもチームで戦略を練っているし。そこが(日本格闘技界の)課題かな」とズバリ指摘した。
米有力ジムのアメリカン・トップチームに所属し、米フロリダを練習拠点としている堀口も「(米総合格闘技)UFCでは、お金も稼げる。チームプレーですよね。チームプレーとしてやっている」と強調。日本格闘技界に提言するように「日本では(格闘技が)個人競技とか思いがちですが、(米国では)チームでどうしていくかと考えていますね」と明かした。また“チーム那須川”に向け「いち早く天心くんは気づいているし。お父さん(弘幸氏)がやっている」と周囲のバックアップが万全であることを絶賛した。
日本ではプロ指導者として活動している人材が非常に少ない。那須川は「海外はトレーナーはトレーナーで食っている。ファイトマネーの何%をもらうことで、チームとしてもまとまる」と言えば、堀口も「(日本は)格闘家だけで食べていけない選手が多いから。チームではなかなか動けない」と解説。日本人ファイターが世界で勝つことが難しい現状を憂いでいた。