冨田風弥、強烈フックで業師の強敵倒しバンタム級V

プロボクシング全日本新人王決勝戦のバンタム級 3回、須藤(左)に右パンチを放つ冨田(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:全日本新人王決勝戦>◇21日◇東京・後楽園ホール◇バンタム級◇無観客開催

バンタム級は冨田風弥(22=伊豆)が3-0判定で須藤龍揮(21=RK蒲田)を下した。

冨田は西軍代表決定戦で敢闘賞、須藤は東日本で技能賞を獲得していた。レベルの高い一戦だったが、冨田が2回50秒過ぎに強烈な右フックでダウンを奪い、そのまま押し切った。「ダウンをとって少し落ち着けた。自分から攻める意識でよかったと思う。しっかり勝ててよかった」。

ジムは静岡県伊東市にある。スパーリングパートナーは、首都圏のジムまで求めにいく。厳しい環境を乗り越えての勝利。「1個でもランキングを上げて日本タイトル、その他のタイトルを狙いたい」と夢をふくらませた。