強さと黒さでは負けない。21日に行われるRIZIN27大会(愛知・日本ガイシホール)に出場するDEEPライト級王者の武田光司(25)が11日、練習を公開し、取材に応じた。
週に数回通っている日焼けサロンのマシンから登場した武田。「格闘技界の松崎しげる」と言われることもある肉体を披露し「黒い=武田光司のように思ってくれたら」と話した。初めて日焼けサロンに行ったのは16歳。中学時代に先輩の焼けた肌を見て「格好いい」と思い、高校でデビューした。18年10月のDEEP大会で北岡に勝利。「黒さでも勝った」とイメージを植え付けた。日焼けサロンでは疲れを取るため、寝ていることもあるが、主に対戦相手の対策や攻撃の戦略を練っているという。
同大会ではパンクラス王者の久米鷹介と対戦する。お互いにレスリング上がりの戦いに「相手は弱点がない。技術も向こうの方が上」と警戒。それでも「四つに組み合ったら自分の方が強いし、スタミナでは勝っている」と自信を見せた。昨年大みそかのRIZIN26大会に出場した朝倉兄弟ともスパーリングを行い、打撃や距離感などを学んだ。
RIZIN初戦となった19年4月の大会では、元UFC王者のブラウンに0-3で判定負けし、キャリア唯一の黒星。その後は、椎間板ヘルニアの手術もあって、2カ月おきだった試合間隔を半年に伸ばした。「以前は体のダメージも大きかった。本当は3カ月に1回くらいが良かった。今回は調整がしっかりできているので問題ない」と意気込む。
2戦目となった昨年9月の川名戦では判定勝利こそしたものの「何もできなかった。負けたと思っていたので運も味方した。ファンも投げなどのアグレッシブさを見たいと思うので、力を出し切って勝ちたい」と闘志を見せた。もちろん日焼けサロンには今後も通いながら調整を続ける。「試合まで理想は3、4回焼きたい」。本番では、強さ=黒さ=武田を証明する。【松熊洋介】