格闘技一家の末っ子でアマ10冠ボクサーの藤田健児(27=帝拳)が兄姉推薦の減量方法によるベスト調整で待望のプロデビュー戦に備えた。25日に東京・後楽園ホールで木村元祐(34=JM加古川)とのフェザー級6回戦でプロ初陣を控え、24日には都内で前日計量に臨み、100グラム少ない57・0キロでパス。木村は56・8キロでクリアした。
現DEEPフライ級暫定王者次兄大和と次姉翔子の総合格闘家2人から推薦されたというコンディショニングトレーナーのもとで減量し「初めてにしては、うまくいったと思う。最後は水抜きして、明日しっかり爆発した力を出せるように一気に落とす減量をやりました」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。その兄姉2人が試合会場に応援に駆けつけることもあり「やっぱり一番期待してくれている。格闘一家の『最終兵器』と言われているので、その期待にも応えられるようにしたいです」と強い決意を口にした。
試合会場となる後楽園ホールは大学リーグ戦でファイトしたリングでもある。「後楽園ホールは4年間やっていますし、あそこでやれるのはうれしいですね」とリラックスした表情の藤田は高校総体3連覇、全日本選手権3度V、アジア選手権銅と実績十分。さらに指導を受ける高校6冠で元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーとのコンビも息ピッタリだ。昨年9月のプロテストから待望のデビューとなる藤田は「自分を知っている人はもちろん、知らなかった方にどういうヤツなんだという期待感も多いと思う。プレッシャーは多いが、最低限は勝つこと。あとは自分のやりたいことを心掛ける」と自らに言い聞かせていた。