キックぱんちゃん、4・25にMIREYと再戦

4月25日の21年初戦がMIREYとの再戦に決まったぱんちゃん璃奈

キックボクシングKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者ぱんちゃん璃奈(27=STRUGGLE)が4月25日、東京・後楽園ホールでMIREY(35=HIDE GYM)と46・5キロ契約体重3分3回に臨むことが31日、発表された。

昨年11月の元ミネルヴァ・ピン級王者MARI戦で右拳を痛め、右指伸筋腱(けん)脱臼と診断され、手術を受けて以来の復帰リングとなる。

21年初戦は、19年10月以来、約1年6カ月ぶりとなるMIREYとの再戦に決まった。前回は判定勝利を収めており「(プロ5戦目と)同じ相手なので(自分の)成長度合いが分かると思う。今回、ダウンを絶対に取りたい。1度勝った選手に負けることはない。もっと差は開くと。次に戦いたい選手とやるためにも差をつけて勝ちたい」と強い決意を口にした。ぱんちゃんを指導する所属ジムの鈴木秀明会長(45)も「右手を負傷してから5カ月間は努力していた。その努力したところを試合でみせられたら」と期待を寄せた。

プロ10戦目の区切りファイトとなる。当初は強豪の日本人ファイターとのマッチメークが進められていたが、諸事情で実現しなかった。次に経験豊富なタイ人ファイターとの対戦プランが浮上したものの、緊急事態宣言解除後も外国人選手の新規入国の見通しがたたないために断念。最終的にMIREYとの再戦となった経緯がある。

MIREYに対し「急きょのオファーを受けてくださったことに感謝している」と前置きした上で、ぱんちゃんは本音を吐露。「戦いたい選手の1人と試合が決まりかけてダメで落ち込んで。次に強いタイ人もコロナで厳しいと。まだ戦っていないベルト持っている日本人と戦いたかった。正直、再戦ではなく『挑戦』したかった。今回は再戦ですが、モチベーションをしっかり上げて倒せる試合をしたい。次回、絶対に戦いたい選手と組んでもらえるように、良い勝ち方をしたいと思います」と、すべてをぶつける覚悟を示した。

 

○…ぱんちゃん璃奈との再戦に臨むMIREYはKNOCK OUTを通じ「MIREY旋風を吹かせます!!」との意気込みを示した。19年10月の初対決時には、会場の雰囲気にのまれていたとし「今回は自分の試合をして勝ちたい。お互いに時間がたって、試合数を重ねているので、成長し合えていると思います」と自信をのぞかせていた。