比嘉から金星の西田凌佑「記録は狙いたい」日本選手最速世界奪取へ色気

元世界王者比嘉から金星の報奨金で100万円を手にした西田(右)と武市トレーナー

プロ4戦目でWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を奪取した西田凌佑(24=六島)が26日、大阪市内のジムでオンラインでの凱旋(がいせん)会見を行った。24日に沖縄コンベンションセンターで行われた試合で、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(25=Ambition)を判定で下した。

西田は「うれしい気持ちでいっぱいです。比嘉選手は元世界王者でしんどい試合でした。実感はまだありません」。指導する武市トレーナーは圧倒的不利の戦前予想に対し、「みなさんが思っている以上にあっと言わせる」と話していたが、「想定した中で12ラウンドを終えられた」と宣言通りの番狂わせを誇った。

この勝利で世界ランク入りも確実にした。陣営は「チャンスがあればいつでも、どこでもやります」とし、世界ランクに入った段階で各団体の王者に対戦オファーを出す意向。次の5戦目で世界王座奪取となれば、3階級を制した田中恒成(畑中)に並ぶ日本選手最速となる。近大時代の恩師、名城信男監督は8戦目での世界奪取。西田は「記録は狙いたいです」と色気を見せた。

西田と武市トレーナーにそれぞれ、ジムから100万円の報奨金が贈られた。それだけの価値がある金星。西田は「(世界王者は)最終的な目標だが、決まった試合を1つずつクリアしていきたい」と謙虚に話した。新型コロナウイルスの影響もあり、今後の予定は未定となっている。

◆西田凌佑(にしだ・りょうすけ)1996年(平8)8月7日、奈良県香芝市出身。香芝中では陸上部、王寺工からボクシングを始める。同校3年時、国体フライ級少年の部で優勝。近大をへて19年10月にプロデビュー。戦績は4勝(1KO)無敗。身長170センチの左ボクサー。