ジェイク・リーが諏訪魔との前哨戦勝利「勝ったものが正義だ」

全日本プロレス新木場大会 諏訪間との前哨戦に勝利後バックステージで余裕の表情を見せるジェイク・リー(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス>◇21日日◇新木場1stRING

チャンピオンカーニバル(CC)で初優勝を飾ったジェイク・リー(32)が、3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)との前哨戦に勝利した。

TAJIRI、大森北斗と組み、6人タッグマッチに出場し。諏訪間、佐藤光留、田村男児組を圧倒した。中盤に諏訪間と相対したリーは、コーナーに追い詰めて膝蹴り。その後も試合権利のない諏訪間をリング上に呼びつけ、強烈なエルボーで痛めつけた。田村を垂直落下式ブレーンバスターからの片エビ固めで沈めたリーは、試合後もまだ満足できなかったのか、引き上げる諏訪間に馬乗りになってボコボコに。「勝ったものが正義だ」とお決まりのコメントを吐き捨て、リングを後にした。

5月3日のCC最終戦で、宮原を破り、ただ1人6勝を挙げて優勝。諏訪間への挑戦権を得た。「素晴らしいタイトルを手にしたが、俺の戦いはまだ終わらない。見ている景色はもっと上だ」。緊急事態宣言により、16日のタイトルマッチは6月26日に延期となったが、気持ちは切れていない。19日の前哨戦では、敗れたものの、諏訪間との1対1では優勢。足や首を集中的に痛めつけ、優位に試合を進めた。この日も首を攻め続けたリーは「首、重そうだな。戦いはまだ始まったばかりだ」と不敵な笑みを浮かべた。

11年1月、スカウトに関わり、全日本へ導いてくれた諏訪間とのタイトルマッチ。「こういう形でやり合えるなんて光栄」。感謝の思いはあるが、リングの上では関係ない。1年以上も王者に君臨し続ける44歳の諏訪間には、専務執行役員に専念することを促す。11日の会見では「いつまでこの人に頼ってるんだという思い。もうあなたじゃない。これからは俺だ」と挑発。8度目の防衛を阻止し、トップの座を奪うまで突き進む。【松熊洋介】