朝倉未来、前日計量一発クリア「きつかった。明日もキツイことを、する」

RIZIN28大会の前日計量を一発クリアした朝倉未来(RIZIN FF提供)

RIZIN28大会(13日、東京ドーム)に出場する朝倉未来(28=トライフォース赤坂)が12日、前日計量を行い、一発でクリアした。総合格闘技(MMA)ルール(66キロ、5分×3回)でクレベル・コイケと対戦する朝倉は、66・0キロの表示を確認し「ヨシッ」と一言。その後はツイッターで「きつかった。明日もキツイことを、する」とつぶやいた。

13日の大会では、バンタム級トーナメントに出場する弟の海や、スペシャルマッチで3選手と戦う那須川もいる中、総合格闘技18年ぶりの東京ドーム開催でメインを務める。前日12日のオンライン取材では「いよいよ来たな、という感じ。ただ倒すだけ」と闘志を見せた。

覚悟を持って戦う。1カ月前からフィジカル強化に取り組み「打撃の勝負になる」と、毎日ミット打ちを行うなど、精力的に動いた。SNSなどでは「背中、足、ふくらはぎなどアザだらけ。筋肉痛で悪夢を見る」と明かした。3日に練習を終え、現在は回復に努めており「少し休んで闘争心をあおって出る」と意気込む。

33戦で27勝、うちKO、一本勝ちが25回と驚異のフィニッシュ率を誇るクレベルに対し「これまで(クレベルの)相手が1度もやってこなかった技を合わせる」と自信を見せる。寝技に持ち込まれるとやっかいな相手だが「寝技の想定はしていない。もし、そうなっても簡単にタップしない。最後まで逃げ切ることを考える」。自身もこれまで敗れた2敗は判定で、KOや一本負けはない。「判定で決まる可能性が高い。根性で勝ちたい」と誓った。「人生最大に追い込んだ」。13日、東京ドームのリングで証明する。【松熊洋介】