寺地拳四朗が強さ解説、井上尚弥TKO勝ち「軸ぶれなくてバランスいい」

<ボクシング:WBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

WBC世界ライトフライ級王座を8連続防衛中の寺地拳四朗(29=BMB)が「モンスターの強さ」を解説した。井上尚弥の衝撃的な3回TKO勝利を「言葉にならない。すごいのひと言。ほんまに強いですね」と称賛し、その強さを「全パンチで倒せる。軸がぶれなくてバランスがいい。どのポジションからでも強く打てる」と分析した。

寺地によると、井上の特長はぶれない軸にある。「倒しにいこうとするとどうしても前に体がいってしまって、バランスを崩してしまう。井上選手は地面をしっかりつかんでいるというか、軸がぶれない。足の力が強いのか。自分もまねしたいと思っているが難しい」。天性+努力で積み上げたスタイルを絶賛した。