<プロボクシング:日本ユース・スーパーフライ級王座決定8回戦> ◇8日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援
アマ8冠のホープの中垣龍汰朗(21=大橋)がプロ3戦目で引き分け、初のタイトルを逃した。メキシコからの逆輸入ボクサーとなる花田歩夢(19=神拳阪神)と日本ユース・スーパーフライ級王座決定戦に臨み、ジャッジ3人中2人が引き分けとして1-0のドロー判定となった。
プロ3戦目で初タイトル挑戦となった中垣だが、初のメインイベンターに抜てきされながらベルトを奪取することはできなかった。「悔しい。自分のやりたいことをやることを心掛けていた。花田選手は実力がありました。強くなるしかない」と引き分けに厳しい表情。中垣を担当する元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーは「自分の指導力不足。ポイントを奪うラウンドと奪われるラウンドの選定が甘かった。ボクも新米トレーナーなので勉強不足でした」と反省した。
花田の右ストレートに対し、負けじと中垣も左ストレート、ワンツーなどで攻め込んだが、決着をつけることはできなかった。7回に花田の左ボディーブローを浴びて動きが止まる場面もあり、所属ジムの大橋秀行会長は「ボディーを受けて止まってしまったことは課題だが、若手同士のまれにみる高い技術戦。いい試合だった」と振り返った。中垣は「この悔しさで強くなって帰ってきたい。もっと強くなります」と決意を新たにした。
一方の花田は「自分の出せることはやり切りました。結果は悔しいけれど、自分の出せる実力は出せた。悔いはない」と引き分けには納得した様子。再戦を問われ「今はまったく考えられない。日本、東洋太平洋、あるいは世界戦という上のレベルで再戦できたら」と希望していた。