天龍源一郎「ぜひ金メダルを取って」同郷福井・勝山出身バド山口茜にエール

バドミントン女子シングルスの山口茜にエールを送った天龍源一郎(撮影・松熊洋介)

勝山から金メダルをー。元プロレスラーの天龍源一郎(71)が同じ福井・勝山市出身で、東京五輪バドミントン女子シングルス代表の山口茜(24)に「ぜひ金メダルを取って、勝山のことを全国に主張して欲しい。期待している」と力強いエールを送った。天龍は数年前に「同郷でバドミントンの強い選手がいる」と知ってから気にかけている。「メダル候補と聞いて、もっと応援したいと思った」と、故郷からのメダリスト誕生を心待ちにする。

天龍は中学時代に相撲部屋入門のため勝山を離れたが、今も地元愛は強い。「自然豊かでのどかな感じ」と魅力を語る。福井発祥とされるコシヒカリにちなみ「ここぞ1発という時に、光り輝いて欲しい」と気合を注入。山口も複数の強豪校から誘われたが、勝山高校に進学。現在も多忙な活動の合間に故郷でリフレッシュするなど、英気を養うための大事な場所だ。

勝山市はバドミントンが盛んだが、全国的にはまだまだ、バドミントンはメジャー競技とはいえない。天龍も上京し、相撲、プロレスと厳しい下積み時代を過ごした経験があり「アマチュア選手が安心して打ち込めるようにしてほしい」と願う。女子シングルスは8月1日が決勝。「ぜひテレビで応援したい」。地元のレジェンドが、金メダリスト誕生を願っている。【松熊洋介】