3連覇中の新日本SHO、YOH組3連敗で優勝の可能性消える「何か違う」

新日本プロレス後楽園大会 SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021で3連敗を喫し、下を向くSHO(右)とYOH(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス後楽園大会>◇9日◇後楽園ホール◇SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021◇第3日◇観衆435人

3連覇中のSHO(31)、YOH(33)組がワト、田口組に敗れ、3連敗を喫し、早くも優勝の可能性が消えた。

6組による総当たり戦で行われる今大会。初日の7日から3日連続で3カウントを奪われたYOHは「何か違う。分からない」を連呼した。バックステージも3日間とも座り込んで下を向いたまま。リング上でも精彩を欠き、最後まで本来の躍動感は影を潜めた。開始ゴングからうつろな表情。「負けたことよりも、なんか湧き上がってこなくて…」。出て行けば倒され、攻撃も単発に終わり、すぐに返されて劣勢に立たされた。SHOに何度も助けられたが、チャンスをものにできず「ごめん」と謝るだけだった。

パートナーがいないからか、今回出場できずに解説していたDOUKIは、覇気のない戦いを見て「何でこんなやる気のないやつが出ていて、俺が出られないんだよ」と怒りが収まらない。隣にいたタイチも「SHOが頑張ってるのによ、全くダメだな」と吐き捨てるように言った。

3連覇中で優勝候補にも挙げられていたが、4連覇を狙うどころか、2人の息の合ったプロレスが全くできずに3連敗。残り2戦を連勝しても勝ち点6のトップに追い付かず、優勝がなくなった。ぼうぜんとしたままのYOHとは反対にSHOは「まだ公式戦は残っている。俺たちにできることは今をどう生きていくか」と1人前を向く。12年2月に同期入門。17年から「ROPPONGI 3K」としてタッグを組み、IWGPジュニアタッグ王座に5度輝くなど、強い絆で結ばれ、リングで躍動してきた2人。残り2戦で、離れつつある心の距離を縮めていくしかない。【松熊洋介】