東京オリンピック(五輪)では多くの金メダリストが誕生した。なかでもレスリング女子フリースタイル68キロ級金メダルのタミラマリアナ・ストックメンサ(28)や同男子フリースタイル125キロ級金メダルのガブレンダン・スティーブンソン(21=ともに米国)は米プロレスWWE参戦に興味を示している。「WWEの世界」第10回は金メダリスト2人のWWEに関する言動を紹介する。
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東京五輪のレスリング金メダリスト2人の動きがホットだ。五輪では土性沙羅を下し、女子68キロ級を制したストックメンサが米NBCの動画配信サービスの番組に出演。MCからWWE参戦を問われると「やりたい!」とキッパリ。WWEリングに足を踏み入れることを夢として口にした。すぐさまWWEも反応し、公式サイトでストックメンサの野心を取り上げた。
続いて、男子フリースタイル125キロ級金メダリスト、スティーブンソンはWWEビンス・マクマホン会長、米総合格闘技UFCのデイナ・ホワイト社長のアカウントを添え、それぞれ手を振る絵文字をツイッターに投稿。その動きを契機にスティーブンソンの進路を予想するオッズまで登場した。米国内ではWWE、UFC、アメフトNFLなどが有力な進路として挙げられている。
スティーブンソンはWWEの大ファンで知られる。今年4月、米オーランドで開催されたNXTテイクオーバー大会も副社長のステファニー・マクマホンの隣に着席し、PPV放送内で紹介された。ブロック・レスナーは大学レスリング部の先輩にあたり、尊敬しているという。現在、ローマン・レインズのスポークスマンを務めるポール・ヘイマンとも中学時代から交流があるそうだ。
過去、WWEには96年アトランタ五輪のレスリング・フリースタイル100キロ級金メダルのカート・アングル、08年北京五輪柔道女子70キロ級銅メダルでUFC女子バンタム級王者のロンダ・ラウジーが参戦した。ともにWWEで最高位の世界王座を獲得。両者ともにWWE参戦から注目され、看板スター選手にまでのぼり詰めている。
WWE殿堂入りも果たしたアングルは「彼の若さならば、さらに4年間レスリングを続け、次の五輪でも金メダルを目指すのではないか。その後、プロレス、総合格闘技のビジネスに到達すると思う。彼には信じられないほどの未来がある」と期待を寄せた。
ストックメンサやスティーブンソンがWWE参戦となれば、新たなスーパースターになることは間違いない。五輪メダリストが活躍できるリングと環境がWWEにはある。この金メダリスト2人の進路は、WWEにとっても大きな関心事となっている。【藤中栄二】(ニッカンスポーツ・コム/連載「WWEの世界」)