拳剛がHUBに勝利し新王者 天龍「これぐらいのことはやる、驚かない」

インターナショナルジュニアヘビー級新王者に輝いた拳剛(右)は天龍源一郎とグータッチ(撮影・松熊洋介)

<天龍プロジェクト新木場大会>◇13日◇新木場1stRING

インターナショナルジュニアヘビー級(IJ)選手権は、挑戦者の拳剛(31)が王者のHUB(43)に勝利し、第22代新王者に輝いた。

3カウントを奪った瞬間、満面の笑みで拳剛は雄叫びを上げた。「最高! 夢をつかみ取ったぞ」。同団体の嶋田代表から賞状を手渡されると、両手で大事に受け取り、喜びをかみしめた。

HUBの身体の一部であるマスクについた長い尻尾で殴打されるなど、攻撃の手を緩めない相手に序盤から苦しんだ。それでも終盤フライングボディアタックをカウント2で返すと、ジャンピングフットスタンプから連続のブレーンバスターで粘る王者を沈めた。

拳剛は、6月12日のIJシングル次期王者決定トーナメント決勝でHUBに敗れていた。「どん底だったけど、そこで諦めたら、お客さんもそんな姿見たくないと思った」。その後の試合からアピールを繰り返し、自力で挑戦権を得て、ベルトにたどり着いた。「これからは狙われる立場。ここからが大事なので気を引き締めたい」。来る者拒まずの姿勢を貫くが、自分からも主張する。防衛戦を戦いたい相手に第2代王者で、新日本やWWEで活躍したライオン・ハート(現クリス・ジェリコ)を挙げ「世界の男を倒して歴史を塗り替える。対戦の場が米国になってもやりたい」と語った。

試合を見守った天龍源一郎は「これぐらいのことはやると思っていたから、驚かなかった。これからはもっとやんちゃなレスラーになって、はじけたプロレスを見せてほしい」と期待した。「真っ暗なのは今日で終わり。みんなの明日を照らすチャンピオンになってやる」。リベンジに成功し、自分の力でベルトを勝ち取った新王者が、これからの天龍プロジェクトをけん引する。【松熊洋介】