マニー・パッキャオ判定で敗れる“ラストファイト”で返り咲きならず

<プロボクシング:WBA世界ウエルター級王座統一12回戦>◇21日(日本時間22日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ

約2年1カ月ぶりにリング復帰となったWBA世界ウエルター級休養王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)が、WBA同級スーパー王者ヨルデニス・ウガス(35=キューバ)との王座統一戦に臨み、0-3の判定で敗れた。

19年7月、当時のスーパー王者サーマン(米国)を判定で下して王座統一して以来のリングだった。ブランクが影響し、自らが休養王者となったWBA同級にはスーパー王者、正規王者が誕生した。今回はウガスに挑戦する形となったパッキャオは「私の称号はウガスに与えられた。それは王者になる方法ではなく、リングで勝つことによって獲得するもの。王座を争うことが王者となる適切な方法」と“真の王者”を決める覚悟でリングに立った。

米専門メディアからはパッキャオが来年のフィリピン大統領選挙への出馬を検討しており、ウガス戦は「ラストファイト」と報じられている。既に母国で上院議員を務め、貧困に悩む人々への資金提供、慈善活動への寄付を続けてきた6階級制覇王者は「後にパッキャオが40~50年後、リング内の素晴らしいボクサーの1人であるとともに、人々を助け、良い人間であることを覚えていてもらいたい。リング外でお互いの愛を示すべき。それが心の願い」。6階級制覇王者にとって集大成とも言えるウガス戦となっていた。