<天龍プロジェクト新木場大会>◇25日◇新木場1stRING
大先輩が見守る前で初勝利とはならなかった。
天龍プロジェクト初参戦となった、全日本プロレスの新人、斉藤レイ(34)が本田竜輝とシングルマッチを行い、逆エビ固めで敗れた。双子の兄・ジュンと、8年間の力士生活を送った後、プロレスに転向。角界、全日本の大先輩である天龍からは試合前に「とにかく頑張れよ」とエールをもらったが、勝利につなげることはできなかった。
試合では序盤からショルダータックルや、ボディスラム、河津落としなどで有利に立ったが、中盤以降は劣勢の展開が続いた。斉藤は「相撲で得た技術を生かして、もっといろいろやりたかったけど、少し焦り過ぎたかな」と反省。対戦経験のある本田には前戦同様に腰を執拗(しつよう)に攻められ、強烈な逆エビ固めでギブアップとなった。これまでの戦いでも逆エビ固めに苦しむことが多い斉藤。相撲では体を前に倒すことはあっても反ることはあまりない。「体が硬いのかな」。ロープに逃げるのにも苦労し、その後反撃に時間がかかることも多くなっている。
斉藤の戦いを始めて見た天龍は「場慣れしていない部分があるから無駄な間がある。ストンピングやパンチを入れたら有利に戦えると思う」と語った。6月9日にデビューした斉藤は、これまで10人タッグマッチで勝利したことはあるが、自分で3カウントやギブアップを奪ったことはない。天龍の助言を糧に、次こそ自らの手で初勝利をつかむ。【松熊洋介】