<天龍プロジェクト新木場大会>◇25日◇新木場1stRING
インターナショナルジュニアヘビー級選手権試合は王者拳剛(31)が橋本和樹の挑戦を退け、初防衛に成功した。09年デビューの同期との戦いを制し「僕らがプロレスを強くしていこうと思っているので、これからも09年組から目を離さずに見てほしい」と語った。
リング内でも場外でもお互いに技を出し合い、真っ向からぶつかり合った。15分が過ぎ、流れをつかんだ拳剛はバックドロップ2発から、垂直落下式ブレーンバスターとたたみかけ、最後はフロッグスプラッシュで3カウント。勝利後は「こんな誇れる同期はいない。和樹、09年組でガンガンこの業界かき回していこうぜ」と倒れ込んだ橋本に声をかけた。
今月13日にHUBを破り、新王者に輝いた。「これからは狙われる立場になる」と気を引き締めた。初防衛戦で、若手時代から切磋琢磨してきた「最高の同期」を破り、さらなる飛躍を誓う。「このベルトに挑戦したい人がいれば誰でも受けて立つ」。戴冠時に熱望していた、第2代王者で、新日本やWWEで活躍したライオン・ハート(現クリス・ジェリコ)への熱も冷めてはいない。ヘビー級のため、防衛戦はできないということを知り「それならスペシャルシングルマッチでもいい。米国でも日本でもいい。本気です」。自らはSNSをやっていないため、報道陣に拡散を要求した。
常々、コロナ禍でも集まってくれたファンへの思いを口にする。「ここに来たら(辛いことを)忘れさせてやると思って毎回リングに立っている。12年間積み重ねてきたものがあるので、それを見せていきたい」と語った。天龍からも「ベルト守ってくれてありがとう」と感謝された拳剛は、ファンのため、同期のため、自分のために天龍プロジェクトのベルトを守り続ける。【松熊洋介】