昇侍RIZIN初勝利狙う 日本航空野球部後輩の甲子園活躍に刺激

RIZIN30大会に向けた公開練習後、取材に応じる昇侍。右は朝倉海(RIZIN FF提供)

甲子園で活躍した後輩たちのようにリングで躍動する。RIZIN30大会(9月19日、さいたまスーパーアリーナ)で鈴木千裕と対戦する昇侍(38=KIBAマーシャルアーツクラブ)が31日、オンラインで練習を公開した。親交のある朝倉海と一緒にスパーリングを行い、力強い打撃を披露。「打撃のみならず、経験いろんなものを混ぜながら勝負していきたい。早いKOや1本もある」と自信をのぞかせた。

山梨・日本航空高時代には野球部に所属。3年時には夏の甲子園に出場。自身は出場こそならなかったが、後にプロ野球・日本ハムなどで活躍したエース八木智哉を擁し、3回戦まで進出した。今年の夏の大会に出場し、自分たちと同じ3回戦まで進出した後輩たちの活躍に「後輩たちの頑張る姿を見て勇気をいただいた」と語った。

厳しい練習で培ったものを格闘技で生かす。「団体と個人で違いはあるが、同じ練習をしている仲間を励まし合いながら戦う部分はある意味共通しているのかなと」。技術面でも「野球では守備でもバッティングでもタイミングが大事。格闘技も近いものがある」と語った。

現在は「週2、3回行っている」という朝倉との練習で技術を吸収している。昨年9月のRIZIN24大会で敗れ、強さは身をもって体感している昇侍は「元々持っている高い身体能力と瞬発能力、ここぞという時の勝負勘がずばぬけている」と語った。格闘技界のトップにいる朝倉のメンタルの強さも評価。「いろんな批判もある中、結果が出なくても突き進む姿は素晴らしい。自分なんかが負けて落ち込んでいても仕方ない」。38歳の昇侍は高校時代同様に貪欲に練習に打ち込み、RIZIN初勝利を狙う。【松熊洋介】